ファスティングとは「絶食療法」のこと。一時期流行った「プチ断食」と言えばしっくりくる人も多いはず。
しかしファスティングは、従来の断食とは意味が異なり、健康な人が、精神力、集中力を高め、病気の予防や免疫力を上げるため行われています。本来はダイエット目的ではないのです。
あまり知識をもたず根性で短期間の断食を行ってしまうとリバウンドに繋がりかねません。断食はそもそも宗教的な行為。宗教心の薄い日本人が安易に取り入れると大火傷します。
精神を理解して、同調できた人は前向きに取り組んでみましょう。
「食べたい」という欲求をセーブすることは本当に難しいことです。いったんお腹が満腹になると、満足感と幸福感で満たされます。経験ありますよね？
その幸福感を覚えていると、何度でもそれを味わいたいと思うはず。しかし人の体は都合よくは作られていなく、同じものを、同じ分量だけとっても、同じ幸福感は得られません。そうして徐々に増やしていくと体に蓄積していき、害となって表れます。
ファスティングはそんな欲から離れることを精神の目的としています。
ストレス多い現代で、食べることだけが唯一満たされる事項になってはいないでしょうか？食欲は一番簡単で手っ取り早い欲求の満たし方です。そのため強く依存してしまう。
しかし満たされる方法は他にもあるはず。ただ少し実現が難しいだけ。食欲を満たしてごまかすことと決別しましょう。食から離れることで、あなたが満たされない、満たしたい他の事柄もはっきりするはず。
食欲は離れると意外とあっさりしたもので、なぜあんなに執着していたのだろう？と疑問に思えるほどです。体は軽く、頭もすっきりして、同じ日常生活が軽く感じられるはず。生まれ変わる。と言っても決して大げさではないはず。
満腹の幸福感と逆に、空腹の快感を味わってみたい方はまた次回。具体的な実践方法をお伝えします。
≫ファスティング実践方法